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【旧型新同品】M1000 BB(極太) PF 18C-750刻印 ペリカン スーベレーン 黒 万年筆
商品説明 【仕様と
①【旧型新同品】M1000 BB(極太) PF 18C-750刻印 ペリカン スーベレーン 黒 万年筆
私の出品は、希少な「旧型の」ペリカン スーベレーン M1000万年筆 黒軸 BB(極太)です。
2000年代に万年筆店で購入後、長期間自宅保管してきた新品未使用ですが、出品前に動作確認のため試し書きをした後、丁寧に洗浄乾燥させて出品いたしました。
比較のため「新型(現行)」同等モデルのアマゾン価格は以下です:
(2022年3月26日現在品切れ)
②本体以外に購入当時のケースや説明書等は終活整理中ですが見つかりませんでした。
元箱の代わりに昨秋購入したペリカンM800のケースをお付けします。
③万年筆愛好者の自宅保管品です。写真をできるだけ多く掲載しますので、ご確認の上、現状渡しとさせていただきますことをご了解ください。私は愛好者ではありますが、専門家ではありませんので。
④比較写真中のM800万年筆は出品には含みません。
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10年間の旧型M1000 BB(極太)黒軸出品は1本のみ
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私が2000年代に万年筆店で購入した「黒軸のスーベレーン M1000 BB(極太)」は「PF刻印のあるニブ(ペン先)と黒背景色に金色のペリカン親子の天冠(キャップ尾部)図柄」を特徴とする旧型モデルでした。
一緒に購入した「セーラー長刀研ぎ NB(太字)」と2本入りの革ペンケースにしまったまま新品未使用
開始価格の設定に困ったので、オークファン検索を利用し「スーベレーン M1000」のキーワードで、2012年から過去10年間のヤフオク出品履歴を調査してみました。
その結果、2012年から「新天冠(ゴールド)」と銘打った新型モデル(現行品)が出品されるようになりましたが、今日にいたるまで「PF刻印付きペン先の旧型の方が柔らかくてなめらかな書き心地が勝る」と一部のファンから支持を得ており、非常に希少ではあるものの毎年平均で2本程度の「旧型スーベレーン M1000」が落札されていることも学びました。
ただし、「最も万年筆らしい万年筆」と昔も今も夢見ている「黒い本体色で、太い文字が書ける高級万年筆」というイメージ通りの「旧型」M1000 BB(極太)黒軸は過去10年間で「1本」しか出品されていないことが分かり心中複雑です。
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旧型M1000と新型M800の書き比べをしてみました
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実は昨年10月に家族の法要を行うため、探していたこの万年筆が見つからず、止むを得ずM800の現行品とペリカンクラシックを購入してしまいました。ついでにパイロットなどの1万円台の万年筆も名入れサービスで買ってしまったので、今回の出品前の動作確認を兼ね、掲載写真のような「旧型M1000」(本出品)と「新型M800」の書き比べをしてみました。
その結果に私は愕然としました。
新型M800がEF(極細字)という旧型M1000 BB(極太)とは対極にあるモデルだったせいもありますが、写真の試し書き文をお読みいただく通りの「月とスッポン」のような書き心地の違いがあったからです。
実用上は家計簿の狭い罫線枠に金額を記入するような目的でM800がEF(極細字)を常用していますが、旧型M1000はBB(極太)とはいいながら、主観的には「中字」のように感じられます。しかも、スラスラとなめらかなタッチは10年来の旧型ファンの正におっしゃる通りでした。
いっそ、手元に置いて使い分けようかとも思いましたが、恥ずかしながら私のペンケースには衝動買いした1万円台の国産万年筆やら京セラのセラミックボールペンやらが10本近くひしめきあい溢れています。
これでは終活整理にならないと心を鬼にしてすでに出品中のセーラー「長刀研ぎ」万年筆(これまた旧型)と一緒に出品させていただくことにしました。
統計的には少数すぎるかも知れませんが、過去10年間の旧型M1000の出品動向を調べると、最近数年間のほうがオークションに出品されるBB(極太)モデルは増加傾向にあるようにも見えます。
最近のフィルムカメラ女子に代表されるような「旧き良き時代の良品志向」が、万年筆の世界でも復活するとうれしいです。
自分の万年筆に対する価値観が少しずつでも認められたらいいなと思います。
ペリカン万年筆情報は、どうしても「細字志向」が優先しがちです。現に昨年秋に私が迷ったあげく買ったのもM800 EF(極細字)ですから、気持ちは分かりますが、できれば店頭などで、新旧モデルに関係なく、M1000 BB(極太)の「予想外に太すぎず、驚くほどスラスラ書けるタッチ」を一人でも多くの方に体験していただきたいと思います。
ちょっと、ペリカンの「細字中字信仰」にバイアスがかかり過ぎているのが悲しいです。
それじゃあ、本当の万年筆の味わいが分からないのでは?
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旧型スーベレーンM1000出品調査(2012年~)
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説明や写真が判然としない場合もあり、見落としがあることはご承知いただき、
主として「旧型スーベレーン M1000」の発掘調査を試みた結果です。
ご参考まで。
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[凡例]黒:黒軸,緑:緑縞軸,黒緑:黒軸と緑縞軸
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字幅,出品数,出品率(対累計),出品年(本数)と軸色
---------------------------------------------
3B(超極太),1本,5%,2020(1)緑
BB(極太),3本,14%,【2017(1)黒】/2018(1)黒※/2019(1)緑
B(太),2本,9%,2014(1)緑/2021(1)黒
M(中),4本,18%,2014(1)緑/2016(1)黒/2020(1)緑/2021(1)黒
F(細),8本,36%,2012(1)黒/2013(2)黒緑/2014(1)黒/2016(2)黒緑/2020(2)黒緑
EF(極細),3本,14%,2012(2)黒黒/2016(1)緑
不明,1本,5%,2017(1)黒
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累計,22本,黒軸(13本)59%、緑縞軸(9本)41%でした。
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【結論1】旧型は毎年平均「2本」出品されています。
【結論2】10年間で私と同じ「旧型BB(極太)の黒軸」は【2017黒】1点のみ。
⇒出品確率は10年に1点(毎年の出品確率10%)でした。
※2018は新旧にやや疑問が残るので出品確率からは除外しました。
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※以下の傾斜ペンは除外しました:
OOB,1本,2015黒※
OM,1本,2012黒※
※OはOblique(オブリーク)傾斜ペン先
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【写真解説】
(1枚目)【旧型】M1000表面
(2枚目)【旧型】M1000側面
(3枚目)【旧型】雛2羽 18C-750 BB PF刻印
(4枚目)【旧型】M1000ペン先とキャップ側面
(5枚目)【旧型】天冠(黒背景金図柄)雛1羽
(6枚目)【旧型】M1000キャップ正面
(7枚目)【旧型】極太でも中字っぽく滑らかに書ける
(8枚目)【旧型】M1000吸引時は本体尾部をゆるめる
(9枚目)【旧型】M1000ペン先右側面にPF刻印あり
(10枚目)【旧型】M1000ペン先背面
(11枚目)【旧型】M1000 金リング
(12枚目)【旧型】M1000 キャップとペン軸部
(13枚目)【旧型】M1000 ニブ(ペン先)
(14枚目)【旧型】M1000 ニブ(ペン先)表面
(15枚目)【旧型】M1000 ニブ(ペン先)右側面
(16枚目)【旧型】M1000 同上
(17枚目)【旧型】M1000 ニブ(ペン先)左側面
(18枚目)【旧型】M1000 ニブ(ペン先)裏面
(19枚目)【旧型】M1000 同上
(20枚目)【旧型】M1000 ニブ(ペン先)左上側面
(21枚目)【旧型】M1000 本体吸引尾部
(22枚目)【旧型】M1000 同上斜めより
(23枚目)【旧型】M1000 キャップをした尾部
(24枚目)【旧型】M1000 BB(極太)vs M800 EF(極細)
(25枚目)昨秋買ったM800ケースをお付けします
(26枚目)【旧型】M1000 BB(極太)vs M800 EF(極細)
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【余談】(※この部分は別途出品のセーラー長刀研ぎ万年筆の【余談】と同じ内容です)
私が十数年以上前に、ペリカン万年筆「スーベレーン M1000 BB(極太)」とセーラー万年筆「長刀研ぎ」を購入した経緯を書きます。
脳卒中の後遺症で障害者となった妻を介護しつつ仕事に多忙を極めていた2000年代に、毎日退勤の途中で見かける駅前の小さな万年筆屋さんが気になり、高齢で職人肌の御主人が、奥さんと一緒に店を守り、持ち込まれた万年筆の修理などをしている姿に魅かれるようになりました。
内外の高級な万年筆が並ぶショーケースを店先からのぞき見るたびに、いつかは舶来の高級万年筆が買いたいという思いが募りました。
でも、一たび足を踏み入れたら買わずに店を出られないという恐怖感から、少しお金に余裕ができたとき、自分へのご褒美として10万円以内を予算枠と決め、ペリカンの最高級万年筆を買うことに決心して店に入りました。
「とにかく、黒い軸で太字の万年筆らしい万年筆が欲しい」と御主人に申し出ると、ペリカンの細字や中字は在庫があっても、太字はあまり需要がないらしく、メーカー取り寄せになるとのことでした。
ペリカン社のカタログを広げ、どのモデルにするか尋ねられたので、何も知らない私は「一番太字のこれがほしい」と指さすと、御主人はあまりに太すぎるタイプは、太い文字幅を確保するためにペン先を「へら」のように平らに削って加工するから、実用上は書きにくいとのことでした。今は調べて分かりましたが、いわゆる「スーベレーン M1000 3B(超極太)」でした。
(時々オークションで高値落札されています)
そこで、薦められたのが「スーベレーン M1000 BB(極太)」だったので即決し、取り寄せてもらうことにしました。
1週間後に待ちに待った「M1000 BB(極太)」を引取りに行き、試し書きをさせてもらったら驚くほど「なめらかでスラスラ書ける」ではありませんか。
御主人は「万年筆もクルマと同じで大型の高級車が揺れが少なく静かで落ち着いた乗り心地がするのと似ている」とのことで私は納得してしまいました。子供のころ憧れた黒塗り観音開きのトヨタ(当時はトヨペット)クラウンを連想した私が庶民っぽいわけで、なぜかベンツの最高級モデルを連想できないところが今思うと可笑しいです。
支払いを済ませると、まだ10万円の予算枠の残りが数万円あります。
ここまで来たら清水の舞台を飛び降りる気持ちでとばかりに「御主人、ショーケースの中にある在庫万年筆の中で、日本製の一番よさそうな万年筆をもう1本買います。ただし、予算はオーバーできないから2~3万円くらいという条件付きで…」と言いました。
すると、御主人は迷わず「それなら、この万年筆が一番あなたにピッタリでしょう」と差し出してくれたのが今でこそ勉強して判明した「セーラー プロフィット21 長刀(なぎなた)研ぎ NB(太字)」でした。仰々しい刀剣商の効能書きみたいな説明書を見せられながら、いかにこの万年筆が優れているかを教えてもらったのですが、チンプンカンプンの当時の私は言われるままに支払いを済ませて2本目を買っても予算オーバーせずに安心するだけでした。
おそらく2000年代の中頃か後半に購入した私のお宝万年筆は、なぜか専用に買った革製の2本入れ専用ペンケースに入れたままどこかにしまい忘れてしまいました。
数日前に家人の遺品整理と私自身の終活整理中に、偶然、このお宝万年筆2本を発見した次第です。
なつかしの万年筆屋さんは廃業され、今は締め切られたシャッターを見るたびに私も自分の楽しかった思い出にひたる年金生活者となってしまいました。
今、出品前の試し書きを少ししてみると、確かに黒塗りのペリカンBB(極太字)万年筆は、ベンツかクラウンの高級車のような「なめらか」な書き心地で、昨年秋に購入したペリカンM800(細字)に比べると別格の感触です。M800(細字)は家計簿の数字枠内に記入するなど普段使いには適していますが、運筆のタッチは雲泥の差なのに驚きます。
特に私が購入した2000年代のM1000は、ペン先に二羽の雛と「PF」刻印と呼ばれるデザインの旧型で、キャップの端(天冠)が漆黒背景に金色のペリカン親子がデザインされた販売終了品であることが今頃になって分かりました。
2010年代途中から天冠が金色一色になった新型モデルに移行した当時でも「旧型のPF刻印モデルのほうが、柔らかくてなめらかな書き心地がする」と一部のファンの間では評判だった模様です。
また、セーラー長刀(なぎなた)研ぎNB(太字)も、ペリカンBB(極太字)に負けず劣らずの書き心地で、万年筆屋の御主人がすすめてくださっただけのことはあると最初で最後の試し書きに感動します。
特に、長刀(なぎなた)研ぎNB(太字)は、ペン先に誘導されるようにして活字の教科書体筆致みたいな日本人の書き癖に合わせた文字が自然と書けます。作り込みが絶品で、例えていえばレクサスのハイブリッド車とでもいいましょうか?ワンランク文字がうまくなった気さえします。
数日来、セーラー社の相談窓口ご担当者様やネットの情報から学ぶうち、私が購入した「セーラー長刀(なぎなた)研ぎ」は旧型と呼ばれる中でもプロフィット万年筆の初期デザインを継承した2000年代のペン先デザイン(※②旧型中期モデル)で、廃番となった旧型の内でも比較的早期のものと分かり、旧型は「書き味が柔らかく優しい」という愛好者の感想が納得できます。
価値観にもよりますが、いずれも甲乙つけがたい中、強いて言えば「なめらかなタッチのM1000」、「端正な筆致の長刀研ぎ」とでも表現できますでしょうか?
出品前に開始価格の設定をどうするかという疑問から、にわかで取引履歴や各種情報を学んだ結果、ペリカンM1000(BB)もセーラー長刀研ぎ(NB)も、どちらも今では希少な販売終了旧型で、一部の万年筆ファンからは現行モデルに無い書き心地が恋しいと切望されていることが分かりました。
万年筆屋さんが折り紙付きで薦めてくれたことだけはあったのだなあと遅まきながら感心します。
なぜ、恋焦がれて買った万年筆2本がしまい忘れて冬眠していたのか原因を考えてみると、購入当時の私は仕事と介護に追われ、父母の介護も加わりテンテコマイでしたから、昨年父母と妻の法要を終えるまで「落ち着いて万年筆の世界に遊ぶ」余裕がなかったからだと分かりました。逆に、そんな予感に直面しながら必死に働いていたからこそ「せめて万年筆を使えるようなオアシスがほしい」という心境だったのかも知れません。
つい最近まで「4色ボールペン」と「パソコン」で四六時中仕事に向き合う生活だったので、むしろ私は別途出品を予定しているパソコン用の「理想のキーボード」探しの沼に十数年間どっぷりはまってしまったのでした。
凝り性の私にとってはそれこそちょっとしたクルマの1台も買えたほど大枚を注ぎ込んだキーボードについては、そちらの余談欄にでも譲ることにします。
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【備考】 今は廃業された町の万年筆屋さんで、この万年筆と一緒に購入したセーラー長刀研ぎ万年筆も別途出品しています。
購入経緯に触れていますので、合わせてご参照いただければ幸甚です。 送付方法 レターパックプラス 支払い方法 !かんたん決済(詳細) その他 本体以外に購入当時のケースや説明書等は終活整理中ですが見つかりませんでした。
元箱の代わりに昨秋購入したペリカンM800のケースをお付けします。
この商品説明は オークション落札相場サイト「オークファン」出品テンプレート で作成されています。
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